- フロントシングルっていいの??
- カンパニョーロエカルという選択肢
- フロントシングルのギア比を検討
- Di2Statsを使ってギア比を検討
- ギアの使い方を分析すると面白い
- フロントのチェーンリングは38Tで決まり
フロントシングルっていいの??
TADAスポルティーフのコンポをどうしよう?と考えたのですが、当然の様にSHIMANOと考えました。 Di2一辺倒でした。
注文に際して考えが変わってきてました。
親友に譲ったフロント36T リア11T-34Tのフロントシングルのロードバイクがありました。
また、雨天通勤のGT Gradeは余っていたフレームに余っていたコンポで組み上げたフロント42T リア11T-34Tのフロントシングルグラベルロードバイクでした。
フロントシングルでも通勤は意外と使えたのです。
フロントシングルも意外とええやん!!と考えだしたところ、伝説のツーリスト神楽坂つむり氏が、フロントシングルのロードバイクを組み立てておられました。1年半前のことですが。
【ロードバイク フロントシングル】SRAM eTAP AXSを1x運用して分かったこと。【ギア比と互換性】 - 自転車旅のあれこれ
つむり氏のこのエントリーを最初に読んだときは、ピンと来るものはありませんでした。
フロントダブルの方がギアが幅広く使えてええやん!!
Di2ならシンクロシフトでストレス無く変速するし、チェーンも落ちることない。
実際その通りで、シマノのシンクロシフトはシフトスイッチの操作だけで、アウタートップからインナーローまでフルに変速できます。
輪行のロングライドでもチェーンが落ちることは経験していません。
カンパニョーロエカルという選択肢
それでもTADAスポルティーフをフロントシングルにしようと思った理由は、通勤にしばらくフロントシングルを使った感触では、フロントシングルでも気持ちよく走ることができるし、きっちり考えて組み上げたら十二分に楽しめるよね。
そしてそのタイミングとしては、シマノのロードバイクコンポーネントの12速化の発表が噂されている時期でした。
よし、シマノに1速プラスして、カンパニョーロの13速にしてみよう!!
「面白そう」だから!!
趣味のものだからそれでいいですやん!!
ということでTADAスポールティーフはフロントシングル1×13(ワンバイサーティーン)で組むことを目指しました。
Campagnolo EKAR(エカル)については、BiCYLE CLUBの特集記事が特にわかりやすいです。こちらをお読みになってください。
フロントシングルのギア比を検討
これまで組み上げて走ってみたフロントシングルは、手元にあったパーツで「やっておしまい!!」という感じで組んだものなので、それほど深く考えていません。
コンポのギア比をどうするかです。
フロントダブルと異なり、ギアの数が限られてしまいますよね。
カンパニョーロ エカルのチェーンリングは、38T・40T・42T・44Tのラインナップ。
どうも44Tは電動バイク用で考えられているようです。
リアスプロケットは3種類。
エンデュランスロード用9-36T
グラベルレース用 9-42T
グラベルアドベンチャー用10-44T
僕の選択は、9-36Tのエンディランスロード用をチョイス。
まあ、在庫がこれだけしかなかったからですけど。
グラベル行くの?と問われれば、TADAスポルティーでは行きません。と即答します。グラベルコンポだけど、、、、
リアスプロケは9-36Tと決めました。
では、フロントギアはどうしよう?
Di2Statsを使ってギア比を検討
TADAグラベルバイク(ランドナーとして使ってますが)の実際のギアの使い方を見てみよう(分析してみよう)と思いつきました。
TADAグラベルバイクは、フロント47T-32T リアスプロケット11T-34Tです。
(すっかり忘れていたのですが、)Di2だとライドログに詳細なギアの変速データが記録されているのです。
なかなかハードなコースでしたが、アップダウンもあり気持ちよく快走できる海沿いの国道を走ったロングライドからデータを取り出してみることにしてみました。
Di2Statsのサイトにガーミンコネクトから取り出したfitデータをインポートして解析。
ライドの概要はこのような表示
アウターの使用率が88%
フロント24回、リア1249回のシフト回数
どの場所でどのギアを使っていたのか色分けでわかります。
ギアの使い方を分析すると面白い
ギア比の割合をエクセルでまとめて見ました。
意識したことなかったですが、面白い結果になりました。
左の円グラフはDi2Statsが表示してくれますよ。
*ガーミンのギア設定がコンパクトクランクのギアのままでした。
フロントギアを50T-32T>>>47T-31Tに置き換えています。
「47×15(3.13)」「47×17(2.76)」「47×19(2.47)」「47×21(2.24)」「47×13(3.62)」「47×23(2.04)」「47×11(4.27)」この7つのギアでこのライドの80%を走っていました。
もっとも使用頻度が多いのが「47×15(3.13)」の組み合わせのギア比、続いてその前後のギア、それだけで46%の使用割合です。
インナーローの利用は0.4%。145kmのライドだから580m使っただけでした。
580mの激坂だからここだろうな、という箇所を見たらその通りでした。
ギア比の計算は
ロードバイク ギア比・速度計算ツール --- roadbike gear and speed tool
を利用させてもらっています。
標準のケイデンスが90rpmになっていますが、僕から見たら90rpmなんて常用域じゃない!!、ということで75rpmで計算しました。
エカルの38T/40T/42Tのフロントチェーンリングのギア比に、TADAグラベルの使用頻度が高いギア比を当てはめます。
TADAグラベル 「4.27」〜「2.04」
エカル38T「9T(4.22)」〜「18T(2.11)」ギア8枚
エカル40T「10T(4.00)」〜「18T(2.22)」ギア7枚
エカル42T「10T(4.20)」〜「20T(2.10)」ギア8枚
フロントのチェーンリングは38Tで決まり
僕の使い方だとアウタートップは重要ではない。
それよりも重要なのが軽いギア
TADAグラベルのインナーローから1枚手前の「32T×30T(1.07)」が確保できるエカル38Tの「38T×36T(1.06)」のギア比を確保できることが大事だと考えました。
TADAグラベルの「32T×34T(0.94)」は確保できないけど、使用頻度は極わずか。
「38T×36T(1.06)」のギア比で頑張りましょう!!
ギア比は大きい側で「4.22」小さい側で「1.06」
使わないギア比が存在しない、エカル38Tのチェーンリングがベストと考えました。
フロント38T
リアスプロケット9-36T
この組み合わせがベストチョイスだろう。と想像しました。
買う前に考えている時間て楽しいですね。ホント