CampagnoloEkar(カンパニョーロエカル)を新年から使い始めて1000km走りました。
カンパニョーロのグラベル用コンポで13速です。
素人なりにエカルの使い心地を紹介してみましょう。
カンパニョーロエカルとは
自転車界の巨人「シマノ」が12速のロード用グループセットを発表したのが、2021年9月でした。
カンパニョーロがグラベル用ですが13速のエカルを発表したのが、その1年前の2020年9月頃のことです。
サイクルメディアなどでは記事はヒットしますが、実際に使っておられる方はお見かけしません。
でしたが、元プロロードレーサー三船雅彦氏がエカルを導入されました。
三船雅彦氏がラファ大阪でトークショーされた時に参加させていただきましたね。
改めて、三船雅彦氏の経歴って凄かったのですね。
海外自転車メディアに掲載された三船雅彦氏インタビューの日本語版を紹介|サイクルスポーツがお届けするスポーツ自転車総合情報サイト|cyclesports.jp
三船氏が乗っているのは、DAVOSのネオランドナー
活動を応援していただいているフカヤさんよりグラベル用にDAVOS D-604を用意していただきました。
このバイクは、正確にはグラベルロードではなく、位置づけとしてはもっとマルチな
ネオランドナーというカテゴリー。
昔の牧歌的なイメージで見るランドナーと違い、もう少し林道ライドやファーストランでの旅に合わせて、グラベルバイク風にするのも良し、重厚なランドナースタイルにこだわるのも良し、はたまたフラットバーでもっとラフなスタイルで自転車を楽しむものにしても良し・・・そんなリクエストに応えられるフレームです。
僕のフレームはスポルティーフ。
改めて思うのは、日本ってグラベルバイクって需要な○%×$☆♭#▲!※
Ekarの操作性(シフトアップ:ギアが重くなる)
1×13のフロントシングルなので、変速は右手だけです。
トップ側への変速(シフトアップ:ギアが重くなる)はウルトラシフト機構という内側のグニャっと曲がったレバーを下に押せば変速します。
形状が良く出来ていて下ハンドルを握っていても簡単にシフトアップできます。
ブラケットを握っていて、親指を固定して手首を内側に曲げるだけでもシフトアップします。
カチッカチッを小気味よく変速しますが、シフトアップ1アップづつなので、坂を上りきって下りに入るような峠だとシフトアップ回数は多くなります。
TADAグラベルはGRXDi2なので、多段変速でシフトアップスイッチを押している間変速し続けますが、ワイヤー式の変速なので仕方がありませんね。
峠を上りきって「さあ下りだ!!」というときは休憩すればいいのです。
Ekarの操作性(シフトダウン:ギアが軽くなる)
ギアを軽くするのはシマノと同じですね。
ブレーキレバーの内側にある小レバーを右から左に動かせばギアが軽くなります。
レバーを動かす量によって最大3枚分ギアが軽くなります。
最初に戸惑ったのが、坂道の入り口でシフトダウンすると、思っていたギアより軽いギアに変速するのです。
もうちょっとだけ重いギアがいい、ギアが自分の脚にあっていないなぁと感じていました。
ですが、しばらくして理解できました。
1ギア軽くしているつもりで2ギアシフトダウンしていました。
ギアを1枚軽くする場合はソフトに。
中指でチョン程度。
Di2の変速のように軽く押せば、狙った変速ができるようになりました。
13速はワイヤーの移動量はかなり少ないようです。
ディスクブレーキの効き
シマノと何らかわりありません。
ブレーキキャリパーは、レバーとセットです。
そしてブレーキホースにはオイルが入っているそうです。
TADAグラベルのディスクブレーキはシマノGRX160mmのディスクローターですが、それと比較しても、違いがわかりません。
カンパニョーロ、シマノ両方共とても良く効きます。
エカルのディスクローターは前後140mmです。デザインがカッコいいですね。
実走でエカルの13速はどうなんだ!?
クランクは光の加減で、傷が付いているように見えますがカッコいいです。
これは以前調べた、フロントダブルの11速とフロントシングルの13速の比較ですが、僕の使い方だとフロントダブルは15ギアを使用しているのですが、フロントシングルは目一杯でも13ギアしかありません。使っているギアはもっと少なくなりますね。
ロー36Tやトップ9Tのギアってそれほど出番ありませんよね。
使用域ではフロントダブルよりシングルの方がギアが少ないのですね。当たり前ですね。
実際の走行だと思っていた以上に、エカルで使っている(常用域の)ギアの数は少ないです。
きっとケイデンスで走る方はギアの選択肢が少ないので、脚に合うギアが少ない!!、と思われるのじゃないでしょうか?
僕のようなトルクタイプだとまあ普通に走れます。
じゃあ、ロードバイクと同じ様に走れるのか?ということが気になると思います。
僕のエカルのTADAスポルティーフの納車が、自転車工房エコーの初詣ライドでした。
TADA車のロードバイク2台を含むグループでしたが、納車日ということもあり、慣れていないことも含んでも「ロードと同じ様に走るのは厳しいな」とその日は思いました。
走行距離が1000kmに近づくにつれて、随分慣れてきたこともあり、トップスピードはカーボンロードのTIMEに近い速度は出せるようになりました。
スピードと変速のタイミングをコツをつかめばスピードは出せます。
カンパニョーロエカルのTADAスポルティーフから、シマノDi2のTADAグラベルに乗り換えて最初に思ったことは、「変速楽!?使えるギア細かい!!」でした。
まとめ
わざわざカンパニョーロエカルを選ぶ理由はなんだ?と聞かれたら、
「13速だからです。エカルだからです!!」としか答えようがないかな。
ネガティブなエカルに対する印象を与えてしまうかもしれませんが、
エカルうん、いいよ!!ちょっと使いにくいけどそれがいいんだよ!!
と今日も楽しく自転車通勤で使うのです。
ナニヲカイテイルンダ、、、、
さらに1000km走ったらもう少し違うことが書けるかもしれません。