ロングライドいったきり

話し出したら長くなるのですが、近くの自転車屋さんが閉店してしまってしょうがないので、自分で修理を始めたら、意外とできるやん!!からロードバイクに手を出してしまいました。あ、簡単に書けた。。。

Birdy:琵琶湖疎水を大津から蹴上まで辿るライド

はじまり 

天候の良くない週末。

京都で午後から予定があったので、それなら午前中いっぱい京都を走り回ることにしました。

走り回るといっても京都市内は、交通量も多く、自転車を停めておける場所も心当たりがありません。

 

それならと、ちょっと前から検討していた蹴上から琵琶湖疎水を大津まで辿ってみることにしました。

で、JR大阪駅から京都へ快速列車に乗ったつもりが、間違って普通列車に乗っていました。

そりゃ空いているわけだ!!

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考える時間は沢山あったので、JR大津駅まで行って、戻った方が効率的じゃね?!

と考え直し、大津駅到着。

 

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駅前で、Birdyを組み立てるのですが、Di2ケーブルの取り回しに注意が必要です。

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JR大津駅から琵琶湖湖畔へ

サッとは行かなかったですが、このように完成。

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JR大津駅前を出発。

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いきなり琵琶湖湖畔に向かって、下る道が気持ちいいのです!!
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ものの数分で、琵琶湖湖畔に到着。
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堤防の先っぽまで行ってみました。
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どうみても海ですよね。デカいよな、琵琶湖。
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びわこ花噴水 展望地

比叡山などが一望できる景色の良い場所です。

天気が良ければね。
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琵琶湖疎水を辿るライドスタート 

大津港から数百メートルで、琵琶湖疎水のスタート地点。

琵琶湖疎水取水口に到着。
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ここが、三保ヶ崎水門になるのかな。
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疎水を通じて京都市内へ運ぶ荷物が運ばれたのですね。
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水門から山側に伸びる疎水を辿ります。
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琵琶湖疏水船(大津閘門)乗下船場というものらしい。

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鹿関橋から眺める琵琶湖第一疎水。

アニメ有頂天家族の舞台にもなっているとのこと。
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桜の季節はさぞ素晴らしいとのこと。
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琵琶湖疎水を辿るためには、山を越えねばなりません。

山越えの手前に立派な長等神社(ながらじんじゃ)がございます。
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市街地を抜け。
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山間部へ。
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壮絶!!でもなかった小関峠越え

大津方面から京都市四宮方面へ抜ける小関峠です。
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三船雅彦氏監修のビワイチ推奨コースに紹介されている道です。

山科側から小関峠を上っているので、今回のコースとは逆なんですけどね。
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大津側からは結構な斜度ですが、距離はとても短い

この案内を見たら、峠まで80mでした。
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小関峠の小関地蔵に到着。

京都側から上って来られた先客が居られました。

ちょっと先に写真撮影を。
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自動車も数台通りましたので、そこそこ交通量はあるようです。
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改めて、案内看板があり、写真左手を進むと、琵琶湖疎水の「第1竪坑」があるとのこと。

ビワイチ推奨コースは、右手の舗装路を通るようです。
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このような山道。
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ハイキングの方も居られましたし、ロードバイクで上がって来られた方もいました。
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かなり路面はビドイので、下りは危険ですね。
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第1竪坑発見
ですが、立ち入り禁止区画のようです。
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ガタガタっと下り、国道161号線の高架したへ。
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こちら側が正しい小関峠ルートです。
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JR山科付近で東海道を進んでいたのですが、すっかり琵琶湖疎水を見失ってしまいました。

史跡 五条別れ道標

左は五条へ右は三条へ・五条別れの道標 | 京都観光旅行のあれこれ
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こっちのほうに琵琶湖疎水があるだろう?と見当をつけて進んだ先が、天智天皇陵付近でした。
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階段をBirdyを担いで上った先に
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再び山科から琵琶湖疎水へ

琵琶湖疎水がありました。
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琵琶湖疎水は、標高のある景色の良い場所を通っているのですね。f:id:HIRO32C:20200217002513j:image

ウォーキングしていた年配の方と話をして、「大津から疎水を辿ってきたのです。」と会話していたら驚かれました。

地元の方も「大津方面に辿ることはしたことがないなぁ。」とおっしゃったので、琵琶湖疎水に沿ってもう一度小関峠付近まで戻って、どうなっているか確かめることにしました。
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住民の方の散歩道になっていますので、時速10㎞程度のスピードです。
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f:id:HIRO32C:20200217002811j:image京都府立洛東高等学校の手前を通ります。スキー競技の強豪校のようですね。
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諸羽山の麓はトンネルになっており、この裾野は東山自然緑地という名称でした。
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歩道沿いに「第二疏水・トンネル導水管試作品」というものが残っていました。
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山科疎水の東側に到着。
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琵琶湖疏水 四ノ宮舟溜りと呼ばれる場所。水量が少ないので残念です。
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四ノ宮舟溜りから、東(大津方面)へ向かって、数百メートルと、第一トンネルの西側に到着。

洞門扁額は、明治政府の要人でもあった「山縣有朋」の筆によるもので、「廓其有容」と書かれています。この字についての読み方は「かくとしてそのかたちあり」と読むものと「かくとしてそれいるることあり」と読むものとがありますが、意味は「悠久の水をたたえ、悠然とした疏水のひろがりは。大きな人間の器量をあらわしている」というものです。

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小関峠から、琵琶湖疎水へつながるルートを確認できたので、琵琶湖疎水を辿って西へ進みます。
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一度通ったので、サクサクと進みましょう。
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この疎水の痕は当時のものなのでしょうか?
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いろいろ想像(妄想)しながら走ると楽しいですね。
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第二トンネルの東側
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第二トンネル扁額揮毫者は、「井上馨」。

文字 :仁似山悦智為水歓

読み方:じんはやまをもってよろこびちはみずのためによろこぶ

意味 :仁者は知識を尊び,知者は水の流れをみて心の糧とする(論語

京都市上下水道局:疏水名所案内より

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第二トンネル西側の扁額

文字 :隨山到水源

読み方:やまにしたがいすいげんにいたる

揮毫者:西郷従道

意味 :山にそって行くと水源にたどりつく

京都市上下水道局:疏水名所案内より

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日本最初の鉄筋コンクリート

第三トンネル東側手前には、日本で最初に造られた鉄筋コンクリートの橋があります。

こちらに詳しく紹介されているので、ぜひご覧ください。

日本初のRC橋と琵琶湖疏水 - ROOF-NET ON LINE MAGAZINE
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かなり小さいので、日本で最初のという案内がなければ、誰も気づかないでしょう。
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第三トンネル西側扁額

文字 :過雨看松色

読み方:かうしょうしょくをみる

揮毫者:松方正義

意味:時雨が過ぎるといちだんと鮮やかな松の緑をみることができる(唐・盧綸の詩)
京都市上下水道局:疏水名所案内より

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すっごく地面が掘り返されており、明らかにイノシシが生息しているのでしょう。
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第三トンネルは蹴上側に抜けているのですが、神明山を迂回する三条通りを進まねばなりません。
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旧東海道はこちら、という案内がありました。
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九条山 車石

よくわかりませんが、記念碑のようです。
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九条山の麓、蹴上浄水場取水池。
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琵琶湖疎水のゴール近し
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蹴上インクライン
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第3トンネル西側の扁額

文字 :美哉山河

読み方:うるわしきかなさんが

揮毫者:三条実美

意味 :なんと美しい山河であることよ
くにの宝である美しい山河を守るには,為政者の徳と国民の一致が大切との含意も(史記・呉記列伝)

京都市上下水道局:疏水名所案内より

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蹴上インクライン

明治時代の首都移転により凋落した京都経済を救った琵琶湖疏水の歴史的史跡
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f:id:HIRO32C:20200217053311j:image琵琶湖疎水に偉大な功績があった男前な方。

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長さ582m、高低差36mあるという傾斜鉄道跡。
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Twitterでフォローしているハッチさんが撮影された桜の時期の蹴上インクラインの写真。

凄いですね。

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蹴上インクラインの下にある「粟田口隧道 ねじりまんぽ」

「ねじりまんぽと」はトンネルのことだそうです。
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南禅寺水路閣

ねじりまんぽから直ぐにある、南禅寺の境内を通過している琵琶湖疎水の水路閣へ。

南禅寺境内内は自転車禁止なので、駐輪場に停めておきます。
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水路閣から蹴上インクラインまでは、水路閣から疎水に沿って歩くことはできましたが、現在は工事中で閉鎖されています。
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水路閣西側までは辿ることができます。今回のライドはここがゴールです。
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南禅寺を堪能し、京都府道182号線を通り、哲学の道を辿りました。
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が、十分琵琶湖疎水を辿るライドを楽しむことができましたので、早々に京都河原町駅から輪行で帰宅。
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おしまい

距離は短いですが、濃厚なライドでした。

天気は良くありませんでしたが、琵琶湖疎水を辿る旅は結構楽しかったです。

カフェやグルメ成分が少ないかな??

ミニベロでちょうどよいライドだったなぁ。と思います。

ミニベロは輪行が楽かな、と思いましたが、Di2のケーブルの取り回しが結構面倒でした。

自宅の最寄り駅で、輪行を解いて組み立てたのですが、ケーブルが抜けたのか、変速しなくなっていました。

うっきー!!となって、Di2ケーブル取り払って、機械式変速にすることにしました。