ロードバイクのサドルを探されている方が多くいらっしゃるようで、このブログのアクセス上位がISMのサドルのエントリーです。
僕の場合、ISMのサドルじゃないと痛くなって長い間漕ぐことができない、というお尻になっています。
さて、題名の件ですが、先日のアウトドアライドで、サドルバックを取り付けました。
北イングランドのCARRADICE(キャラダイス)のサドルバックを取り付けるためにBagman(バッグマン)というサドルバックサポーターを取り付けてみました。
走行時にバッグが上下左右に暴れるのを抑えるサドルバックサポーターです。
最初は、ISM PR1.0に取り付けてみました。
サドルのレールにごっつくて丈夫なサドルバックサポーター取り付けます。
そして、サドルバックをアダプターで取り付けようとするのですが、サドルの後部の形状が干渉(邪魔)をして取り付けることができません。
トランジションフックと呼ばれるものだそうです。
ISMはトライアスロン競技から考え出されたサドルだそうで、このフックは、トライアスリートが試合の時に、スイムからロードにチェンジする数秒を短縮するためにこの形状だと思われます。
トランジションフックがあるモデルと無いモデルがあります。
さきのPR1.0はトランジションがありましたが、このADAMO Breakawayはトランジションフックがありません。
なので、サドルバックを取り付けることができました。
ADAMO breakawayは旧モデルで、現行のモデルはPL1.0/PL1.1シリーズになります。
先日のアウトドアライドは急遽サドルを取り替えて対応したのですが、このADAMO breakawayは別のバイクに使用予定です。
グラベルロードにキャラダイスのサドルバックを取り付けたい、ISMPL1.1を買おうか?(通算3本目)とも考えたのですが、「PR1.0に取り付けてしまえ!!」と思いました。
ということで、PR1.0のトランジションフックを取り外すことにしました。
手術前
これがトランジションフック
サドル裏面のトランジションフック
プラスティックのパーツにステープラー(かなり小型)でレザーが留められています。
小型のマイナスドライバーで引き抜きます。
簡単に外れます。
サドルのトランジションフックはこれくらいまで削りましょう。
ミニステープラーを外し
ここまでサドルレザーを捲ってみました。
ウレタンをカッターで切除。
うん、これくらいかな。
100均のハンドソーで、トランジションフックのプラスチックを切ります。
(プラスチックのゴミが凄いですが、)トランジションフック部分のプラスティックは分厚いですね。
切除完了
これくらいでいいかな?
サドルレザーを戻します。
少しレザーの余りが大きいので切ってみました。
ミニタッカーを打ち込んでサドルレザーを留めようとしたのですが、1mmも入りませんでした。
きっと工場では機械で打ち込んでいるのでしょうね。
留めようがないので、ボンドで留めます。
100均で購入しましたが、ボンドで有名なコニシ株式会社の製品をチョイス。
しっかりボンドを塗って、クリップで24時間挟みました。
そして24時間後。
しっかり接着されました。
サドルレザーのシワが少しありますが、裏なので目立たないでしょう。
外観も結構思ったようになりました。
トランジションフックが邪魔で取り付けができなかったキャラダイスのサドルバックサポータを取り付けてみましょう。
アダプターを取り替えます。
かなり頑丈なサポーターなので軽さは期待しないで。
PR1.0へ取り付けました。
トランジションフックがないので空間に余裕がありますね。
無事かっちり、サポーターにサドルバックが取り付きました。
思っていたより簡単にトランジションフックを取り外すことができました。
仕上がりもまずますのように思います。
ismのサドルは、僕には欠かせないサドルなので思いつきが成功しました。
なお、改造は個人の責任で行ってくださいね。