ライドから少し離れて3Dプリンタのお話です。
このキャラダイスのジップロールサドルバッグをイギリス本国に注文して手に入れました。何かカッコいいワッペンがついているぞ、と注文したのですが、90周年記念の限定モデルだったそうです。
90周年記念限定ジップロールサドルバッグ - Carradice Bicycle Bags
40個限定で作成されたものだそうですね。2022年8月に注文していました。
このサドルバックをハンドルバーバックとして使っているのですが、
結構太い木の棒が使われています。
最初見た時はある意味驚きました。これが伝統なのか!!
木の棒をビスで固定しています。
仲良くしていただいているご近所さんに、もうちょっとスタイリッシュに出来ないものか相談したところ、3Dプリンタで作りましょう。と提案してくださいました。
木の棒を採寸
ビスの位置って、左右同じだと思うでしょう。日本人としては。
両端からビス位置を採寸すると
右と左でビスの位置が違っているのです。多分固定できりゃええやん!ということなのでしょう。
3Dソフトでモデリング。
3Dプリンタで試作。これは失敗ということで処分されました。
青いフィラメントという材質を溶かして配置していくのですが、格子が大き過ぎて中身がスカスカだったので、強度が確保できなかったそうです。
強度を高くすると重くなります。当たり前ですがそこが開発のさじ加減でしょうか。
数日して完成試作品を受け取りました。
これはベルトを巻く部分
ビスを打ち込む場所には補強が入っています。
このように設置して
ビスで固定しました。
しばらくこのように使用しています。
加水分解するから、確認してくださいね。とは言われえていますが、今のところ問題ありません。
3Dプリンタならいろいろできるとは聞いていましたが、現物が目の前で出来上がるってすごいですね。
3Dソフトと3Dプリンタを駆使して、そして製品の特性を考慮してパーツを作り上げる人ってかっこいいですね。