ロングライドいったきり

話し出したら長くなるのですが、近くの自転車屋さんが閉店してしまってしょうがないので、自分で修理を始めたら、意外とできるやん!!からロードバイクに手を出してしまいました。あ、簡単に書けた。。。

奈良・吉野:3度目の小南峠を越え、天川村へ

吉野の実家で、親戚の法事があり帰省していたのですが、午後3時前には法事が終わり帰宅しましたので、「ちょっくら天川村まで、小南峠を上ってくるわ」と出かけることにしました。

小南峠は、2度上っています。

 

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小南峠 - Wikipedia

天川村の洞川(どろがわ)は大峯山山上ヶ岳への登山口であり夏期には門前町として古くから賑わっていた。参詣道として江戸時代からある山上街道は広橋峠で丹生・天川街道から別れ、法者峠、読市峠、小南峠を越えて洞川へ至る最短ルートであった。元々は修験者が山上ヶ岳からの帰路に利用することが多かったというが、洞川と黒滝、下市を結ぶ生活道として使われていた。その山上街道の最難所が小南峠であった。

 

 

このトンネルは、法者トンネルといい、小南峠へつながる法者峠に作られたトンネルです。平成6年完成なので近年完成したトンネルです。

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黒滝村町役場がある寺戸へ。
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このようなハイキングコースの案内があります。
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この道を進めば、吉野山にも通ずるようです。いずれは。。。
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粟飯谷トンネルを越え、
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黒滝村寺戸の信号を右折し、黒滝村中戸へ。
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河分神社から、県道48号線洞川下市線で小南峠を目指します。
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梅雨の合間ということで、しっとり湿気とマイナスイオンを含んだ空気が心地よい。
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と思っていましたが、斜度が上がるにつれ汗だくになります。

道路の真ん中が苔むしていますね。
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砂防ダムの水量も豊かです。
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簡易水道を過ぎると本格的な上りになります。
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ですが、前回のライド後アスファルトが敷きなおされたようで、上りやすくなっていました。
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途中からは、このような道となります。
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この建物が、茶屋跡っぽいです。がお墓もあり、余り長居したくない雰囲気です。

この辺りにWikiに書かれている松ヶ茶屋があったっぽいです。

松ヶ茶屋
小南峠の黒滝村側の中腹には松ヶ茶屋跡があり、国土地理院1/25,000地図にも記載されている。小南峠は山上参りの人々に利用されてきたが、大正時代末頃から洞川へ笠木峠経由でバスが通ずるようになると、次第に寂れるようになり、現在はその跡地に石碑(昭和48年建立)と廃屋が残るのみである。碑文によれば、安永9年(1870年)から昭和48年(1973年)までこの地には役行者像を安置した堂宇があったという。

茶屋が繁盛していた明治の頃は、葛湯(10銭)、冷やしコーヒー(10銭)、ラムネ、サイダーが出されたという。松ヶ茶屋は下市からは徒歩で4、5時間ほどで、この茶屋で持参の弁当で昼食を取ったようである。このさい数人のグループの場合には茶代として10銭から20銭ほど置いていってくれたという(参考までにこの当時の山林労務者の賃金は日当1円30銭から1円50銭ほど)。また茶屋は荷車と飛脚との中継所としても使われた。

この他、松ヶ茶屋から数百メートルほど登った場所に国見茶屋があったという。元は旧峠近くにあったものが、トンネルへの新道が出来ると、旧峠道と新道との交差する四辻まで下ってきたという。現在は木が覆い茂り眺望は望めないが、国見の名にあるように一円を望むことが出来たようである。

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ここからも、結構な斜度が続くのですが、
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見上げてご覧~~♪ 先の道路が頭上に見えます。
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見下げてご覧~~♪ (吉本新喜劇池乃めだか風に)

先ほど見上げた場所には、意外とあっさり上れました。
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関西電力の高圧線の下に来ると、風景画開けますね。
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スゴイ労力だ、関西電力
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小南峠の上りで景色が開けた場所は余りないのです。
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吉野大峰林道が遠くに見えます。
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少し眺望がよくなった場所で、斜度が緩みます。
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再び斜度が厳しくなります。
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標高1000mに到達しました。
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おそらく最も斜度のキツイ場所ですが、こういった坂の上り方をマスターしました!!

息を吐きだすときに、声を出すのです。

ハッ!!フッ!!ヒッ!!ヘッ!!ホッ!!と声を出すと(なるべく大きく)、なぜか続けて上ることが出来たのです!!

(本当にしんどいところは、ハッ!!ハッ!!としか、出ないですけどね。)

 

旧坂で困っておられる方は、ぜひ試してください。

周りに誰かいたら恥ずかしいですけどね。
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ウィキペディアによると小南峠の由来は

小南峠の名称の由来は、金峯山寺蔵王堂より南に近い場所にあるため、そう呼ばれたとも伝わるが、この他に米投げ峠の伝承がある。あまりにも苦しい峠道なので貴重な米すら投げ捨ててしまう「米投げ」が転訛し「こみなみ」となったものである。この米投げは、洞川へ入る最後の難所であり、行程も長い小南峠では「ひだる神」に憑かれ、歩行不能になった者も多かったことが伝承の由来かもしれない

だそうです。

そりゃ、荷物を背負って、舗装されてないこの峠道を標高400m付近から1000mまで上るのですからね。
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フッフ、ヒッヒで、小南峠トンネルに到着。f:id:HIRO32C:20190706214259j:image

 

何と3度目にして小南峠トンネルまで、一時間切で上ることができました。

一番早い方は30分を切っているのですがね。

トンネル手前で標高1055mでした。
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素掘りのトンネルに近年のコンクリート補強されているものの、当時の面影が残っています。
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当然ながら車はすれ違えません。
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天川村側のトンネル出口。
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天川村洞川(どろがわ)まで、200mほど下ります。
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途中、このような林道もあり。
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洞川温泉で午後5時になりました。

七夕祭りを翌日に控えていますが、標高800mもあるので、肌寒くなってきました。
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天川村洞川温泉の入り口。
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天川村川合から、黒滝村へ。

さらに下市町丹生(にゅう)にある丹生川上神社下社に立ち寄り実家に帰宅。
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紫陽花の綺麗な季節です。
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この辺りの地形に合わせフロントシングルのロードバイクを組んでみたのですが、ようやく日の目を見ました。

翌日もこの付近を走る、というか上るのです。