オーメストグランデ<ミュウメ>のクランクは、FC-6800 52T-36T クランク長170mmのセミコンパクトクランクを準備しました。
それまでに使っていたのは、FC-6600 50T-34T 165mmでした。
セミコンパクトクランクを選んだ理由は、なんとなくかっこよさそうだったからです。
自分の実力を理解せずに、ヤフオクで入手しました。
ミュウメに取り付けて、シェイクダウン。
シェイクダウンて、モータースポーツ用語ですが、ロードバイクではなんというのでしょうか?
【ビフォー】
【アフター】
このアフターに至るまで、問題がありました。
なんとか解決できたように思います。
2016年10月にオーメストグランデ<ミュウメ>が発表になり、予約の受付が始まりました。
2017年春発売ということで、予約注文後、パーツの入手を始めました。
電動アルテグラは、主にMerlin CyclesやRibble Cyclesを利用しました。
その他は、ヤフオクがメインです。
FC-6800 52T-36Tを入手後、ROTOR Q-RINGS 52T-36Tがヤフオクで安く落札できたので、ミュウメが届いたときには、これを使おうと、考えていました。
ROTOR Q-RINGS for ROAD/TRIATHLON
で、5月になりミュウメが届き、いざ、Q-RINGSクランクを取り付けました。
FC-6800+Q-RINGS52Tを取り付けると、フロントディレーラーを固定台座に取り付けると、なんと52Tの楕円のチェーンリングは、ノーマルクランクの53Tのチェーンリングより大きくなるのですね。
フロントディレーラーと干渉してしまい、取付不可能でした。
固定台座がもう少し上下に長ければ、調整できたのかもしれません。
とにかく、干渉してしまうので、使用不可ということで、FC-6800の52T-36T純正チェーンリングを取り付けました。
当然ですが、スムーズに作動し、シェイクダウンに大野山の猪名川天文台に出かけることができました。
ここまでが、【ビフォー】の状態です。
で、アフターに至るのですが、FC-6800+Q-RINGS52Tが余った状態なので、
Q-RINGSのチルトスペーサーを手に入れれば組めるかも、でも単品販売はされていない。
もう一台組むか??とか、楽しく夢想していました。
ふとネットであるパーツが発売されることを見かけました。
昨今のカーボンフレーム直付けFD台座では、コンパクトギヤにした場合FDが下がらず調整できない物があった。そこで、OXのコンパクトギヤにした場合はこの「MT-OXアダプター」を使用することで、フロントメカの下方調整幅が増して適正に使用できる。
なるほど、ミュウメのFDの固定台座の調整幅が小さすぎるわけでもなく、主流なサイズなんですね。
で、ピーン!!と閃きました。
さげれるんやったら、あげれるんちゃうん?
(標準語約:下方調整できるのであれば、上方調整も可能ではないでしょうか?)
ということで、「アジャスタブルFDマウント(MT-OX)」をネットで注文して、FC-6800+Q-RINGS52Tの取り付けにチャレンジしました。
このちっちゃなパーツに野口英世さん7人が必要です。
取り付けてみました。説明書とは逆の取付です。T20のトルクスレンチが必要です。
チェーンリングとFDの隙間が一番近い状態。
チェーンリングとFDの隙間が一番離れている状態。
このようになりました。
変速の状態をYouTubeにアップしました。
まあまあ、上手くいったかと思っていますが、YouTubeのコメントにも書いていますが、
手回しで無段階変速させていると、フロントギアがローからトップに切り替わる時に、チェーンが暴れて、外側に外れやすいです。
この後、「BiCYCLE CLUB 2017年3月号」の楕円特集を参考にFDの調整をしましたら、外れなくなってきたように思います。
楕円リングの変速ポイントが分っていないで、クランク1周余分に変速が掛かることもありますが、チェーンが落ちることはなくなりました。
ここまでが、オーメストグランデ<ミュウメ>のFC-6800+Q-RINGS52T導入の記録です。
ここに書いたことを、試される場合はくれぐれも自己責任でお願いします。
ちゃんとしたショップで整備されることが望ましいです。